多面体

日記

相似系

仮面ライダーを見ている。以下555ネタバレ。

 

 

555を見ていて、乾巧がオルフェノクであることが判明するあたりに差し掛かってきた。正直私は乾巧がウルフオルフェノクであることは知っていたし、どこかで正体バレするだろうなとは思っていた。だが、そのオルフェノク化が「ガキのころ」に起こっていたとは知らなくて驚いた。

木場ですらオルフェノクになったのは一話時点であり、一年も経っていないはずだ。結花や海堂を仲間にしてもまだ不安定な情緒である木場、木場自身は平凡な小市民じみた精神性を持っていてかなり平均的一般人の感性であることを鑑みると、乾巧が18の若いみそらで孤独にオルフェノク化を受け止めていたという事実は驚くべきことだ。

乾巧はずっと自分を信じられなかった。それはオルフェノクという力、野蛮さを抑え込むことに自信が無かったのだ。ふとした瞬間にオルフェノクとして暴力を振るう自分。エスカレートして人を殺めてしまう自分。そういう姿が脳裏にあって、それでどうしても自分を信じきれない。悲しい。