学びたいこと
私は性格が悪いので愚痴垢を持っている。愚痴垢は何も考えずにクソみたいな話題を垂れ流せるし、政治にも触れやすい。何より、しばらく使っていなかったので友人も何もいない。透明アカウント。なかなか居心地がいい。
人のゴシップを見るのは楽しいもので、だんだんといろんな人のゴシップを見るようにフォロー層が広がっていった。そして最近目につくのはいわゆるツイフェミvsアンチフェミの闘いである。
ここで私がツイフェミとアンチフェミというワードを使うことに特に大した意味はない。比較的私からみてその界隈に当てはまりそうなワードを使っただけだ。お互いにいろんな蔑称ラベリング名乗りをおこなっているので、どう呼べばいいのかわからない。
さて私は女なのでやはりフェミニズムの味方というか、フェミニズムの訴えることにかなり頷ける部分が多い。賃金格差や教育格差は是正されるべきだし、性暴力は減らしたいし痴漢も嫌い。ハイヒールも強要されるのはイヤ。
でも、フェミ側の暴走に見える部分もときどきある。ミラーリングの下手さや強い口調、差別的発言。できるだけ目を逸らしてきた部分もあるが、やはりそれは許容できないのでは、と思えることも多々ある。
それから表現の自由と表現規制の問題はオタクである私にとっても関心が高く、それだけにまた一層に頭を痛める話題だ。
私は昔山田太郎氏に一票を投じたことがある。あのときの盛り上がりとうねりはすごかったし、実際に50万だったか、それだけの票をとって国政入りしたときはオタクとしてかなりの期待を寄せていたのだった。
だが、その少しあとに表現の不自由展があった。あれに対して、山田太郎氏は「表現の自由は守られるべきです」という一般論的ないい子ちゃんのツイートをするだけで、それ以上のことはしなかった。
あの時の私はそれを見て「ああ山田太郎が守りたかったのはオタク表現だけなのか」とがっかりして、フォローを外してしまったのだった。
当時きちんと彼の発信を追っていたわけではなかったので、もしかすると彼が不自由展実施に向けて何か動いたのかもしれないし、自民党という立場からではあれ以上の意思表示は難しいという事情もあったのかもしれない。だが、あの時にふとガッカリしたことだけは事実として私に刻み込まれてしまった。
その後、おぎの稔大田区議会議員がオタク界隈にすりよってくる。彼が昔からオタクでありそれを表明していたことは当然知っていたが、同時に彼の不祥事も知り、犯罪や金の始末が信頼できない政治家は信用できないと思いブロックした。なのに、彼はバーチャル世界でいかにもまともなオタクですよという顔をして、V世界にやってきた。これは本当に耐え難かった。このころはVtuverオタクだったので、余計に噴飯物だった。
長くなってきた。まとめていこう。
要は私はTwitterのタイムラインを流れていく人々が何に怒っているのか、どこを争点としているのか、そういうことを知りたい。
そのために、まず知りたいことはフェミニズムの思想と成り立ちだ。フェミニズムを名乗る人たちは一体どのような思想を共有しているのか。
次に表現規制の歴史と法的問題だ。チャタレイ夫人だのは知っているが、それ以降のサブカルチャーにおける表現の規制や自粛。それにより発生した問題。
そして、それらを知ってようやく、私はこの問題のスタートラインに立てるのだとおもう。